2010年1月13日水曜日
上野の土偶展に行きました
昨日はUターン・帰国ラッシュのニュースにせきたてられるように、午後、土偶展に出かけました。電車内には早々と大トランクの帰国組がちらほら。上野公園も結構な人出でした。見慣れたブルーシートハウスもいつの間にか根こそぎでした。本館前ではやけに力の入った太鼓パフォーマンスがドンドコドンドコ。向かった展示室は普段はどうだったかなと思う狭いスペースでした。しかもそこそこの混みよう。出品目録(全67点)には、1かたち、2芸術のきわみ、3仲間たちに区分された会場図と、国宝、重文、重要美術の印。大きなお世話と思いながら去年わざわざ寄ったのに見そびれた、秋田県大館の戦士土偶の18番、人面付環状注口土器の52番を確認。まっすぐ向かいたい気持ちを抑えて流れに沿って歩けば期待が高まる。人が集まっていたのはやはり青森亀ヶ岡出土の遮光器土偶や群馬県渋川出土の大きな深鉢型土器だった。盛岡で発見された日本最大の頭部土偶には見惚れたし、山梨の笛吹市出土の猫顔土偶はなぜかエジプトを連想した。山形県出土の立像土偶のフォルムはスタイリッシュでとても過去の遺物とは思えず何度も戻って確認した。大館戦士のアスファルトの黒い目と怒らせた肩にやっぱり素敵!人面付環状注口土器の肌の黒さは異彩を放った。多きな土偶の間でなく一体だけガラスケースに入った姿で眺めたかった。大英博物館に送られたものは関東以北の土偶だけ・・・。無機質な感じの埴輪と違い、それぞれに特徴はあっても同じ赤い血が流れていることを肌で感じた。帰りは忍の池の骨董市をひやかして一駅歩いて広小路から電車に乗った。公園にある韻松亭であんみつを食べるのを思いとどまったのに風月堂で甘いものを買って、お邪魔でしょうがの一言を添えたタオルをもらった。夜に見たTVで、秀吉軍が敵の耳や鼻を削いで持ち帰ったと聞き、岩手県北上市出土のパーツ土偶の鼻や耳の生々しい展示がよみがえった。遺物はやはり土地の風景の中で風土と関連させて妄想的に見るのが一番のよう。
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